ECサイトを開設したからといって、そこはゴールではありません。集客できなければ店は廃れ、やがて閉店…というのは、リアル店舗と同じです。
では、どのように集客すれば良いかと言うと、これもリアル店舗と同様に、ユーザーに対する告知を行い、ネットショップとしての認知度をアップさせるしかありません。
かといって、大企業のように莫大な広告宣伝費を捻出するのは難しいですよね。そんなときこそ、知恵を絞って宣伝していきましょう。
ネットショップを開店するにあたり、インターネット上のショッピングモールへの出店を考える人も多いと思います。
しかし、大手のモールは出店料やランニングコストがかかり、かなりの売上げが見込めなければ逆に赤字になってしまいます。
そこでまずは、無料で掲載できるモールの利用を考えましょう。
無料のショッピングモールは「総合モール」「専門モール」「セレクトモール」といったジャンルにわかれています。
中でも雑貨や食品、生鮮品…といった専門性をもたせた「専門モール」が最も集客できると言われています。
自分が何を売りたいのかを明確にした上で、どういった無料モールに登録するかを考えましょう。
もうひとつ、雑誌への売り込みも念頭に置いておきましょう。
ネットショップだからといって、ネット上だけで宣伝を行う必要はなく、逆に雑誌からの反響も非常に大きいのが現実です。
売り込み方法は、リリースを作って雑誌社にファックスを送るもよし、読者ハガキや編集部への直通のメールで売り込んでもよし。
すぐに掲載…とはいきませんが、商品写真などを付けて売り込むことで編集部員の目にも留まりやすくなるでしょう。
「掲載されたらもうけもの」くらいの感覚で、もし掲載されたらショップに「◯◯に掲載されました!」とアピールすることを忘れずに。
Yahoo!・Googleという2大ポータルサイトへの登録も、かなり有効な手段。
登録が完了すれば、「登録サイト検索結果」として表示されると同時にカテゴリ一覧ページにも掲載されるため、集客アップへつながる可能性が高くなります。
登録の順番としてはYahoo!が先。というのも、Yahoo!に登録すれば、自動的にGoogleでも検索に引っかかるようになるためです。
Yahoo!への登録は、TOPページ右上の「サイトの登録」という項目をクリックするところからスタートです。
商用のサイトは「Yahoo!ビジネスエクスプレス」からの登録となり、指示に従っていくとショップのURLを入力する画面へとたどり着くので、そこで事前確認を行い、審査を受けます。
商品内容やサイトの充実度など審査自体にはかなりの項目があり、作ったばかりだったり内容が少なかったりするショップはまず登録されません。
そのため、まずはいかにショップを充実させるかを考えることが先決ですね。
ちなみに、Yahoo!へのネットショップ登録は有料で、52,500円がかかります。
少々高いように感じますが、登録できれば、それはつまり“Yahoo!に認められた店”ということにもなります。
ショップとしての信用度が高まり、集客につながる可能性も。Yahoo!検索エンジンでもヒットするようになるため、初期投資としては決して高くはないでしょう。